TOWER商業一体タワー

インタビュー
[商業施設の開発・運営]
寺田倉庫 株式会社
執行役員 不動産事業担当
田嶋 拓也

第二の創業地で始まる
駅と、商業・レジデンスの
一体的な開発に
全力を注いでいく。

住まう方の暮らしに寄り添う
商業施設へ。

タワーの下層階の商業施設にはどのようなテナントが入る予定でしょうか?
まだ未決定のため具体的にはお伝えできませんが、マンションや地域に住まう方々の日々の暮らしに寄り添うことを第一に考えて、テナント店舗を厳選しているところです。成熟した街の商業施設であれば、入居するお店でインパクトや目新しさをつくって遠方から集客することも考えられますが、この商業施設は新しい街にはじめてできる、いわばインフラのような存在になると考えています。
商業施設のデザインや構成などでこだわっている部分はありますか?
このエリアは当社が運営する倉庫が古くからあった場所。歴史を紡いでいきたいと思い倉庫を想起させるレンガ造りのような外観デザインを施して、当社らしい商業施設にしたいと考えました。駅舎との雰囲気に統一感を持たせながらも、インパクトのあるデザインになっていくと思います。
構成としては、1階をオープンな雰囲気の場所にすることにこだわりました。例えば、テラス席など外に開かれた空間を持つ店舗が1階に入れば、この商業施設と、駅、駅前広場、プロムナードが一つにつながることで賑わいが目に見え、思わず散歩したくなるような街並みになっていくのではないかと考えています。

大学との連携や
農業支援を行う場所も
商業施設内に設置。

商業施設には店舗以外の施設も入ると聞いていますが。
横浜国立大学の活動支援施設を中心に、様々な施設に入居いただく予定です。横浜国立大学はこのエリアを拠点に地元に根付いた意義ある活動をされているので、支援施設の詳細は未定ですが、この拠点をフルに活用いただけるよう意見交換をし、サポートしていきたいと考えています。
また、もともと羽沢エリアは農業が盛んであるため、農家の方々が身近に感じられるように農業活動支援施設も設置予定です。農家さんにも、レジデンスに住まう方にも喜んでいただける新しい取り組みができるといいなと思っています。他にも子育て支援施設や医療施設、屋上庭園も設置する予定で、このエリアに安心して快適に暮らせる環境づくりを推進していきます。

思い入れのある場所での
街づくりプロジェクト。
大きな期待に
応えていきたい。

どのような想いで商業施設づくりに携わっているのでしょうか?
寺田倉庫にとって、羽沢エリアは第二の創業地と言えるほどの重要な拠点で、かつて大きな倉庫があった跡地にこの商業施設が誕生します。また、実は私は羽沢エリアの出身で、この街の未来に大きな期待を抱いている一人なんです。ゆえに、会社としても個人としてもこのプロジェクトへの思い入れは非常に強いものがあります。寺田倉庫にとって複合商業施設の運営は初めてのチャレンジ。ただし、天王洲エリアで街づくり・街ブランディングを手がけてきたノウハウがあるので、商業施設開発にとどまらない街づくりの視点で準備を進めています。
正直なところ、開発を進めるにあたって、この街にどれだけの人が関心を持ってくれるか不安でした、、、。ところが、2019年に羽沢横浜国大駅の開業記念で開催された「ハザコクフェスタ」では入場制限がでるほどの大盛況となり、周囲の方々から非常に期待されていることを実感できました。まずはこの期待に応えていきたいですね。
最後に「リビオタワー羽沢横浜国大」を検討される方々に一言お願いします
レジデンスタワーの下層階で商業施設を運営する私たち寺田倉庫は、みなさまの日々の生活用品やサービスを提供するお店のマネジメントだけでなく、コミュニティづくりの支援など、長く継続してつながっていく立場だと考えております。また、新しくレジデンスに住まうみなさまとこの地に長く住まう地元の方々を繋いだり、羽沢の魅力を発信していくことも私たちの役割だと考えています。
できて終わりではなく、そこが始まりです。継続的な見直しを加えながら、長くみなさまの暮らしに寄り添える商業施設として全力で取り組んでまいりますので、ぜひご期待ください。

※掲載している情報は、取材時(2021年8月)の情報です。